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みかじめを支払うのは打ち手ではなくパチンコ店。安心して遊戯しよう!

コチラのエントリーの続きです。

タイトルは正直もうどうでもいい。篠原さんすみませんでした……。


で、JASRACの菅原常務理事の発言にも賛成なのですが、僕は小室みつ子さんの見解を完全に支持しています。要するに、つぶやきに使用料はいらないと思っています。

じゃあなんで賛成なのかというと、やっぱり線引きの問題ではないかなあ、と自分のことなのにぼんやりした感じで申し訳ないのですが、そう思うのです。


ここで止まらない脱線は続き、まずは僕のJASRACに対する立ち位置を明確にしておくと、そんなに嫌いじゃないんです。少なくともカスラックという呼称は自分からは使わないです。

なんとなく嫌い、とかじゃなくって、メジャーシーンにおいて、アーティストに入ってくるお金が少ないことに関して、不満を持っておられ、確固たる信念の下にカスラックと呼ばずにいられないるファンの方も多いと思うのですが(参考:http://togetter.com/li/6684)、ぶっちゃけそれに関しては音楽出版社のほうが取りすぎだというのが個人的なFAです。

JASRACの仕事って、やっぱり大変なもんだと思うんですよ。個人個人に権利があっていちいちそこに確認しないといけない、ってなったら、テレビのBGMとか、皆オリジナルの作曲家を雇って作る形態に移行することになると思います。で、他人のはほとんど使わないっていう。こういうのを一元化するシステムがここまで確立されているのは社会の要請として必然的なものがあったと思います。

もちろん、スナック経営者がビートルズの曲演奏して逮捕、とかそういうやり方は本当にクソったれと思うのですが、しかしやっていることは何だかんだと意義のあることではないかな、と。ただ、そんな難しいことをやっているからこそ、徴収基準がはっきりしないだとか、とりあえず徴収しなきゃいけない、払わないやつは悪、みたいな極端な方向に行ってしまうんだと思います。基準をざっくりすればするほど悩む時間は減らせますし。また、権利の管理にしても、どれだけ正しい割合で配分されているのか、はやっぱり疑問です。

ただ、それは本当に正確にするには相当に金がかかると思うので、そのシステムを確立するためにJASRACの取り分が増える、なんてことになったら本末転倒だし、そこら辺はある程度飲み込む必要があるのかなあと思うのです。明らかにJASRACの力が大きくなってしまったために、権利の管理は任せたいけどJASRACは嫌いっていう権利者でも、JASRAC以外の選択肢を選ぶには非常に厳しいものがあるというのは紛れもない事実ですが。

それこそ、僕自身のぼんやりとした勝手なイメージを吐露させていただきますと、分かりやすく無茶な数字にしてしまいますが、日本の全メディアにおいてミスチルの曲が使用されたのが全体の1%だとしましょう。多すぎですけど。で、rei harakamiさんの曲は0.08%だったとする。

この場合、JASRACが徴収した使用料を、JASRACの取り分を引いてから分配する際に、ミスチルサイドにはほぼ100分の1が支払われている気がするのだけれど、ハラカミさんに関しては0.05でも0,1でもいいや、みたいなどんぶりになっている――そんな感じがしています。


ですので、まあJASRACに疑問は多々ありますが、とにかくそういう仕事は必要で、悔しいけど現状は音楽の権利者にとって、選択肢はJASRAC1択になってしまうと。

そして、JASRACも権利を守るためには、もう猫も杓子も、ってしないといけないと思うんですよね。そうじゃなきゃ、その所為で善良な人が泣きを見ることもあるだろうけど、より頭のいい悪党がやりたい放題になってしまうというか。

そういや大前提を忘れていたんだけど、なんでこんなことを書いているのかというと、一番最初のに引用したジーナカのつぶやきに対して、無礼ボーイ氏が、つぶやきに権利料がかかるのはおかしい、と僕への@も入れてTwitterで疑問を呈したからなのでした。そんで、140文字じゃ無理なんで、これまでのJASRACに対する自分の考えの整理もしてみたかったので、日記に書きますと返した次第です。

で、僕もつぶやきに金がかかることそれ自体はおかしいと思うのだけれど、僕がJASRACの中の人なら、やっぱりそう言うしかないと思うのです。


昔TBSで『ウンナンの桜吹雪は知っている』という裁判バラエティがありまして、神田うのが運転免許の試験で、学科が89点で落ちてしまった。1点くらい見逃してくれていいじゃないか――という提訴をしたことがありました。

言いたいことはよく分かります。僕は自信満々で学科一発で突破しましたが、正直今あんまりその交通知識は身についていないでしょうし。何度も落ちて勉強を繰り返した人のほうが、絶対に記憶に残っているはず。

だけど、それを1回やったらもうずるずるになるのは目に見えている。なら88点でもいいだろ! って。つぶやきなら著作権を侵害したことにはなりません、と言ってしまったら、アメーバなうはどうだこうだ、ブログでも150文字くらいしか書いていないエントリーだからいいでしょ? とか声が上がって、それをいちいち稟議する必要が――ってなったら、これまたJASRACの取り分が増えてアーティストが泣くことになってもおかしくないわけで。

それこそ、ネット上のテキストは全部OKなんてことになったら、有名な曲の歌詞をことごとく入力するアフィリエイト目当てのブログが絶対にできるに違いない。そしてそれは、明らかに人の著作権を侵害して飯を食う行為でしょう。1曲まるまるはダメ、とかしても意味ない。アフィリエイトブログは検索して辿り着く人がいればいいんだから、曲解体してポストしまくればいいだけ、だと、思います。そこら辺はあんまり理論的な裏づけないですけど。


といったわけで、Twitterの投稿に利用料を課すのはおかしいと思うけど、菅原常務理事の発言は納得できる、ということであります。

だから僕なんて、店やってた頃、閉めるの決まってからJASRACから連絡あったんですけど、楽曲使用料素直に払いました。元々僕が開店前に申請し忘れていたのもあるんですけど、突然連絡きて最初は驚いたんですけどね。

ぶっちゃけJASRACが管理してない曲ばっかりかけてましたが、まあこれは払っておかないとなあ、と思いました。今思えば「そちらに信託されている楽曲は、おそらく空気公団のものくらいしか再生していないと思うので、このお金はほとんど山崎ゆかりさんたちに払ってください」と言っておくべきでしたが(笑)。


まあ、メジャーで入ってくる実入りがこれだけ少なくなってしまった今となっては、若手アーティストはもうJASRACとかよかね? と思うのですが、それはまた別の話になるのでやめておきましょう。

ただ、1つだけ書いておくと、まつきあゆむの『1億年レコード』なんて、あれでまつきさんは何百万円かは自分の懐に入ってきていると思うのですが、あれメジャーで普通にパッケージで出していて、数倍売れたとしても、せいぜい50万ってところでしょう。まあインディーで自分が中心にやっているレーベルとかなら、相当なパーセンテージ受け取れる可能性もあるでしょうけど、少なくともメジャーでは、いや、正直50万でも多いくらいかもしれないぞ(苦笑)。

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